
これより『ピコペタ』Webサイトオープンさせていただきます。今回はある意味で根幹となるメインコピーのお話です。後半の「猫との会話」が最も読んでいただきたい箇所です。
はじめに、このサイトを立ち上げる段階でまず、コンセプトの一環としてキャッチフレーズが浮かんできました。それがこのタイトル「宇宙をわたるこどもたちへ」でした。すぐに気に入って、このコピーに決定したのです。
『宇宙をわたる』そこに乗り合わせる仲間たちへ、なぜそんなことを思うのかと言うと、本当はもう10年以上前からそう思っていた自分がいます。これからの日々は地球の子供達へ向けてできることをやりたい。そう思っていました。
それから移転や生活環境の変化と入退院を繰り返す数年間に及ぶ闘病の期間などがあり、辛さなどもありましたが、振り返ればあっという間に10年が過ぎ今になってしまいました。とはいえ、この10年間、特に準備や必要な分野の勉強さえもできていません。そのため、少しゆっくりとしか動きは表せないと思っています。
私個人としても、私自身が活動する基点としてこの「ピコペタ」というサイトはあります。実のところまだ、具体的には、なにをしていくかを決められていません。ただ、少しでも最後の時まで、ほんの少しでもこの地球での未来を明るくしたい。ちょっとだけでも誰かの役に立てたなら幸いですし、少しでも役に立てるサイトでありたいと思っています。
わたしは能力者ではないので有益なメッセージなどをお伝えできる力はありません。しかし「宇宙をわたるこどもたちへ」、でも子供がネット環境がない場合の方が多いですから、実際はそんな『宇宙へ旅たつ子供をもつ親や家族や大人たちへ』になりますね。
10年前に今後の人生は子供達のためにと思ったそのわけは、私も同じなんです。子供の親になるそんな出来事が10年くらい前にあったからです。それぞれにいろいろな人生があると思いますが、とにかくこの輝いた魂たちを多くの様々なかわいい天才たちを、もちろん自分自身もそうですが、やはりその旅の無事を祈ってしまうのです。
そうです、いま、思い出したことがあります。この10年間の間のいつかの一幕で、うちの猫が言ったんです。(猫には名前がありますが今は「猫」で表します)わたしが猫に『昨日、子供が宇宙船に乗ったんだって・・・』と告げるとこんな返答が返ってきました。
猫は「ああ、そうなんだ。では、ついに決まったんだね。」と言うので、『え、なにが?』と訊ねると猫は答えます。「もうこの時代も終わることが決まったってことだよ。だから別の星へ宇宙船で向かうってこと。ああ、わたしも子供ちゃんと一緒に乗せてもらえるようにお願いしてくる!」と言って、ほんの数分後に私が『あれ?お願いしてくるんじゃなかったの?』って聞くと、猫らしい平気な顔をして「もうお願いして、一緒に行けることになったよ!」と言うので『はやっ!!!』って驚きました。
「時間なんてないからほんの数秒だよ」『誰にお願いしたの?』「宇宙船に行ってきたんだよ」『・・・・・』と会話は続きました。こんな小さな猫が、しかもこいつずっとこの部屋にいたはずなのに、宇宙船まで時間を超えて行ってきたんだ。と、洗濯機の前で複雑な気持ちで洗濯物を取り出していた記憶を思い出しました。
この話の大事な部分はここからなんです。その時のわたしが特にこの文明も終わるんだなぁ、しかもあと・・・と、なんとも言い表せない複雑な思いで突っ立っていると猫が言ったんです。「さあ、そうと決まったんだから、残りの日々を楽しまなきゃ!」と。まさかの発言に虚を突かれる思いでした。
“たのしまなきゃ”ここにこうしていれるのもあとわずか、さあ!いまを、ここに生きることを毎日を楽しもう!それを聞いた直後はしばらく呆気にとられるようにぽかんとしていたのですが、数秒後に『そうか!そうなんだ!たのしまなきゃね!』と、ある意味で感心したのを覚えています。
わたしの頭の中でははじめ『えー、もうあと○年で終わるんだ・・・』と、その短さに驚きと、わずかに憂いでいたところに「残りを楽しもう!」ってきたものですから、そんなやりとりの答えに、わたしはとても大きなことを学んだと感じています。

あ、この“猫”は、またいつか説明する機会があると思っていますが、ひとつ言っておくと、なにもあのアニメ映画「猫の恩返し」のように、直接言葉を発するわけではありませんからね。動物と話せる能力をもった人間がいるから、通訳のように会話をしているのです。
と、まぁ、猫の話はまたにして、「たのしまなきゃ」この一言を忘れないように、いまを生きていこうと思います。私もそうですが、人間はごちゃごちゃと複雑が好きですから、いわば「素直な心のまま」で、残りの時間もその後のことも、さあ、楽しみましょう。
読んでくれた方はありがとうございます!ピコペタをこれからよろしくお願いいたします。
ピコペタWebサイトオープンにあたり、最初のご紹介のための内容をいくつか掲載しています。よろしければ合わせてご覧ください。